11/1(土) 第5回「大磯の別荘と邸園文化」

大磯を始めとする湘南一帯が別荘保養地となるのは、明治20年に東海道線が国府津まで開通し、結核を中心とした健康医療法としての海水浴(潮湯治)や大気療法が近代医療法として推奨されたことに始まります。中でも小さな宿場町でしかなかった大磯は初代陸軍軍医総監松本順により大磯海水浴場が開設され、初代総理大臣伊藤博文を始めとする明治政府政治家や財閥の当主達が大邸宅を構えたことから「政界の奥座敷」とも呼ばれる稀有な場となりました。
明治記念大磯邸園は「明治150年」関連施策の一環として、国・県・町の連携のもと、伊藤博文、大隈重信、西園寺公望、陸奥宗光ゆかりの大邸宅が集中する地区を風致公園として整備するものです。改修なった大隈邸、陸奥邸を中心に明治記念大磯邸園を講師の解説とともに見学します。
11/1(土) 13:00~16:00
雨天開催(豪雨等で中止の場合はPeatexにてお知らせ)
会場——明治記念大磯邸園旧大隈邸大広間 (12:45 大磯邸園案内所で受付)
参加費——2,800円(事前振込、保険料込み)
定員——30名
講師——水沼淑子氏(関東学院大学名誉教授)
協力——明治記念大磯邸園、大磯観光協会、大磯ガイド協会
邸園データ
明治記念大磯邸園:東海道松並木に沿って、陸奥宗光の大磯別荘を譲り受けた財閥古川一兵衛別荘、のちに古河市兵衛の所有になる大隈重信別荘、旧鍋島家別荘跡地(現集合住宅)を挟んで旧伊藤は区分邸、旧池田成彬別荘の4大庭園からなる風致公園。